現在は飼育しておりません
ウミウシ類は、世界中で3000種くらいが知られ、日本近海では500種以上が確認されています。ウミウシという呼び名は、たとえば「カエル = 両生綱無尾目」といったように生物学的な分類群と一対一で対応したものではない。使う人の風土や習慣、知識的背景によって異なったカテゴリーを示している言葉である。また、後鰓目の分類自体がいまだ流動的である。これらの理由により、ウミウシを分類学的に簡潔に説明するのは難しく、しばしば、用法の不一致による混乱を生じる。裸鰓類(裸鰓亜目あるいは裸鰓目)が典型的なウミウシとされることが多く、ウミウシとは裸鰓類のことであるとされることもある。しかし、裸鰓類以外の後鰓類にも、和名にウミウシを含む種は多く、和名にカイ(貝)を含む種にも、貝殻が極めて小さくウミウシに含められる種が少なくない。ただし、貝殻の退化した後鰓類であっても、翼のような鰭で遊泳するハダカカメガイ(クリオネ)などの裸穀翼足類や、アメフラシの仲間である無楯類がウミウシであるかといった質問に対しては、各個人の背景によって正否両方の答えがあり得る。裸殻翼足類はウミウシに含めないことが多いが、無楯類についてはさまざまで、地域によっては明確に含めることもある。かつては空気呼吸を行う貝殻の退化した腹足類であるイソアワモチをウミウシの一種としていたこともあったが、現在では収眼目とされている。とても鮮やかで派手な種が多いため観賞生物として人気がある。これは同じく貝殻の消失した腹足類であるが、嫌悪の対象とされるナメクジとは対照的である。
ウミウシを採集し、わかったことですが種類ごとに採集できる時期が異なります。ミノウミウシが毎日のようにやたら取れる日が続いたら、暫く経つとばったり見なくなります。季節が春から夏秋冬に変わるとメリベウミウシ、ムカデメリベ、クロシタウミウシ、ヒカリウミウシ、ヤマトウミウシの順に出現していきます。
クロシタナシウミウシ | 裸鰓目ドーリス亜目クロシタナシウミウシ科クロシタナシウミウシ属 | |||||||||||||||||||
ミヤコウミウシ | 裸鰓目ドーリス亜目クロシタナシウミウシ科クロシタナシウミウシ属 | |||||||||||||||||||
マダラウミウシ | 裸鰓目ドーリス亜目クロシタナシウミウシ科クロシタナシウミウシ属 | |||||||||||||||||||
クロコソデウミウシ | 裸鰓目ドーリス亜目フジタウミウシ科フジタウミウシ亜科フジタウミウシ属 | |||||||||||||||||||
フジタウミウシ | 裸鰓目ドーリス亜目フジタウミウシ科フジタウミウシ亜科フジタウミウシ属 | |||||||||||||||||||
エダウミウシ | 裸鰓目ドーリス亜目フジタウミウシ科ハナサキウミウシ亜科エダウミウシ属 | |||||||||||||||||||
クロネコウミウシ | 裸鰓目ドーリス亜目ラメリウミウシ上科ネコジタウミウシ科ネコジタウミウシ属 | |||||||||||||||||||
ヤマトウミウシ | 裸鰓目ドーリス亜目ドーリス科ヤマトウミウシ属 | |||||||||||||||||||
アカエラミノウミウシ | 裸鰓目ミノウミウシ亜目アオミノウミウシ科アカエラミノウミウシ属 | |||||||||||||||||||
セトミノウミウシ | 裸鰓目ミノウミウシ亜目アオミノウミウシ科セトミノウミウシ属 | |||||||||||||||||||
イトヒキウミウシ | 裸鰓目スギノハウミウシ亜目ユビウミウシ科イトヒキウミウシ属 | |||||||||||||||||||
ヒメメリベウミウシ | 裸鰓目スギノハウミウシ亜目メリベウミウシ科メリベウミウシ属 | |||||||||||||||||||
ムカデメリベ | 裸鰓目スギノハウミウシ亜目メリベウミウシ科メリベウミウシ属 | |||||||||||||||||||
ブドウガイ |
頭楯目ブドウガイ上科ブドウガイ科ブドウガイ属 |
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アメフラシ | 後鰓目無楯亜目 | |||||||||||||||||||
ヒカリウミウシ | 裸鰓目 ドーリス亜目 フジタウミウシ科 ヒカリウミウシ属 ヒカリウミウシ | |||||||||||||||||||
神戸明石エリア)兵庫A-◯兵庫B-◯兵庫運河-長田-◯須磨A-◯須磨B-塩屋-垂水-舞子-明石-林崎 岩屋漁港
泉南岬町エリア)◯谷川-◯深日-◯岡田浦
◯はウミウシまたはギンポが採集できた漁港。
過去に採集したウミウシ。いずれも海藻に付着していました。シロウミウシとヒカリウミウシ。シロウミウシは神戸空港でヒカリウミウシは京丹後市間人漁港で採集。
兵庫突堤西側の河口で干潮時岩にくっついていました。まさかのウミウシ。ウミウシにしては派手な色彩がなく模様も地味でマダラウミウシと判明。とてもキレイとは言えない海でそういえばタツノオトシゴやクモヒトデなどの珍しい生き物もまさかの海で採集。2019.12.9
地下鉄中央線大阪港駅徒歩5分 海遊館の隣のショッピングモール3Fフロアの片隅にウミウシ展示コーナー(水槽が10個くらい)海の宝石・ウミウシの生体が見れる珍しいミニ水族館でした 2019.12.17
いつも行く兵庫突堤西の積出港でまさかのウミウシを採集。水中から引き揚げたカニカゴを目をさらのようにして見つけました。発見しょうという強い意思をもって探さないと決して発見することはありません。漫然と探していて見つかるのは鮮やかな色彩のウミウシだけです。大変小さな個体ですから。ヒメメリベは3㎝ エムラミノウミウシは1㎝ いずれも鮮やかな模様ではありません。2019.12.21
その後ヒメメリベは4-5匹ゲットしたが、弱々しく魚に食われたのか次々⭐になった
巨大ウミウシが海に沈んでたロープに付着していました。なんと7㎝もあります。ミヤコウミウシは水中フィルターの隙間に潜り込み身動きできなくなっているのを救出したが手遅れで★になりました
正月休みに淡輪の自然海岸長松海岸のタイドプールでウミウシを採集しょうと予定してたが、あいにくの強風で潮位も高く断念。冬場は干潮時でも潮位高く採集は困難です。それでも寒い中を頑張って谷川漁港、深日港、岡田浦漁港でギンポとウミウシ、イサキが採集できました。 2019.12.31
深日漁港でシラス丼を食べる
30㎝水槽をアクリル板で仕切ってウミウシとギンポたちを分けて飼育してきたが、30匹以上。過密状態で限界になってきたのでウミウシ専用の水槽(水作の30×10×25㎝台座付き2000円)を購入しました。フィルターは水作の水中フィルター。因みに水槽は6本目です。
兵庫運河で船着き場で最大級8㎝のクロシタナシウミウシを発見。この場所でまさかの巨大クロシタナシ、小さなアメフラシくらいありました。体は黒色で柔らかく、触角の先端、縮れた外套膜(がいとうまく)の周縁部、エラの一部が橙色です。クロシタナシウミウシの仲間は口の中に歯舌(しぜつ)を持たず、餌のカイメン類を吸い込むようにして食べます。 2020.5.17
調べるとやや珍しい種。しかし小さすぎて(1㎝)鮮やかな色はまだ確認できません。それに成長するとも考えにくい
神戸のきたない港湾で汚れたロープにたくさん付着してました。半透明で吸水口と排水口が上部にあって1時間に2-3㍑水を浄化するとか。開いたり閉じたりします。ウミウシ水槽の容量が6㍑なので毎日水槽を全浄化してくれることになります。
いつも採集してるミノウミウシは1㎝程度だが、5㎝もあるミノウミウシを採集しました。場所は同じ場所 名前を調べるとセトミノウミウシ 残念ながら1週間で弱ってきて★になりました 2020.2.25
タテジマイソギンチャクはどこの海にもいるイソギンだが、0.5-1㎝のサイズが多数分裂しそれぞれが単独で活着するとは知らなかった
アカエラミノウミウシの卵だと判明しました。突然水槽のガラス面にこの幾何学模様がついていました。3つあり大きさは1㎝。孵化するのでしょうか?ミノウミウシは数匹いますから交尾したようです。交尾といっても雌雄同体ですから一方が雌役でもう一方が雄役になったんや。2020.3.3
ウミウシは雌雄同体
配偶相手との出会いから交尾に至るまで
さまざまな交尾スタイル
ウミウシの生殖器官
ペニスを自切するウミウシ
ウミウシは自分ファースト
https://buna.info/article/2968/
ケヤリムシは海水魚ショップで1回購入したことあるが、自然で採集したのは初めて。淡路島の岩屋漁港でヘドロで黒く汚れていたが、翌日にはフィルターの水流で鰓冠の汚れがとれてキレイになりました。その後2回、管から脱出し行方不明だったが、鰓冠も開いた状態で見つかりました。自切するのは知っていたが、脱出するとは知らなかった。
兵庫運河の船着場でまさかのウミウシ。クロコソデウミウシ大きいのは2.5㎝あります。7-8匹採集
アメフラシは巨大すぎて捕獲対象外でしたが、7-8㎝のプチアメフラシを捕獲。まだら模様と薄茶色の2種を水槽に入れました。餌は海藻類で草食だとか。分類ではウミウシの仲間です
巨大ムカデメリベまさかの15cm 数日後同じ場所で3匹。この季節に流れてくるんかな 海の不思議。ヒメメリベのような半透明じゃなく全身に黒点があり薄汚れた感じ。最初アメフラシかなと思ったが最大級のメリベでした。7-8匹採集し2匹飼育中 採集したうち一つは背面突起の内側が赤いのがあった。個体差があるようだ。甲殻類を捕食するとかその捕食シーンを見たくてわざわざ川からエビを取ってきて30匹くらい投入したが・・・
ラッパみたい? 不思議な生物「ムカデメリベ」が“怖かわいい”
海のへんな生き物。吸盤のような巨大な口を持つウミウシの仲間「ムカデメリベ」
8㎝の最大級のクロシタナシウミウシが1週間で崩御。ウミウシを採集しはじめて6カ月、ウミウシにはまりこれまで15種類を採集し飼育(?)してきたが6か月を越えて生存していたウミウシはなし。最短で3日くらい。クロシタナシウミウシと最後まで生存していたマダラウミウシ1匹も★になり全滅。さすがにウミウシ飼育を断念しました。2020.5.20
偶然ハーバーランドの内湾の水溜まりで大きなクロシタナシウミウシを発見。その翌日にはこれまた偶然、兵庫突堤西の積み出し桟橋に沈めていたカニカゴに普通サイズのクロシタナシが付着してました。ウミウシ水槽は廃止したんやけど、カニカゴにクロシタナシウミウシが時々ついています。昨日は4匹も。2020.5.30
ヒカリウミウシの特徴
体地色は半透明の黄白色。体表には暗褐色や橙黄色の斑模様が入り、その上から暗褐色の円班や、白色の細点が散在する。また、体表には白色の小突起が散在する。頭部は大きく左右に広がり、前縁には樹枝状の突起がある。触角は基部が暗褐色で、褶葉部分が褐色になり白色の細点が入る。二次鰓の色は対象と同じ。砂に潜ったり、櫓のような尾を左右に振って泳ぐ行動が見られる。150mmに達する。
マダラウミウシがカニカゴに付着していました。2年ぶりに採集。しかも巨大10㎝もあります。数匹同時に採集。自然界は不思議に満ちています。なぜこの時期に一度に数匹も。2021.7下旬