高校卒業アルバムから同窓生だとわかる

インターネットオークションサイトの版画を見ていて、ある作品に安東奈々という作家名があった。しばらく絵を眺めていてなんだか心にひっかかる。しばらく考えていたが思い出せない。次の日も心にひっかっていたのでまた思い出そうとした。もしかしたら同級生だったのでは。中学だったかな高校だったかな、高校の卒業アルバムを書庫から探してクラスの集合写真を次々めくっていった。名前を発見したときそして顔写真を眺めていて遠い昔の彼女のイメージがよみがえってきた。安東菜々は彼女だ。奈々ではなく菜々だ。そうだ菜々という名前だった。彼女の作品は日本はもとより台湾・ポーランド・ドイツ・ニューヨークなど内外の美術館で収蔵されているらしい。はるか遠い青春の日々の思い出としてわたしの部屋に飾ってみよう。1枚のシルクスクリーンの作品を落札した。