クスノキがこわい。２階のベランダまでせまってきた。背も見上げるほど高くなってとても枝打ちなどできそうもない。「あっそうだ！高枝切の先にノコギリつけてみよう」これグッドアイデアだったね。３ｍの高枝切の先にノコギリをテープで巻き、４段の脚立に乗って 「結構太い枝も切れるやんけ！」そう一人でつぶやいても だれも答えてくれないけど。ふーふーいいながら10本も切り落としたが、まつたけみたいにこんもり繁ったままだ。神社によくクスノキの大木あるやろ。それイメージしてくれる？ 気休め程度にしかならないよ。庭師のようにロープで身体を巻いて木によじのぼって切らなくなくちゃ。どうしょう？ 来年は隣の境界こえてしまう。どうしょう？そうは言っても 夏の強い日差しは防いでくれ木漏れ日の心地よさもあるしな。庭師に頼むとボウズになってしまうしお金もかかるし。葛藤の日々。クスノキもこわいけどソテツもこわいってわかる？幹周り1m50センチくらいかな。「あっすげえ、このソテツ！」 みんなが驚くその太さ。市の天然記念物に指定されるのも時間の問題か。アプローチに伸びてきた痛いハッパが顔にささる。「くそっイタタ！」  毎年悩まされてきたがそれも卒業、今年は背丈が伸びてソテツの下をくぐって歩けるようになりました（左図参照） 根元には無数のこどもたちが伸びています。ソテツの大人の葉ってものすごい固いトゲトゲやけど, こどもは蕨みたいに柔らかな葉だ。人間と同じやね。コワイといえばネムノキの苗木を車に積んでもって帰って地植えしたが、今や幹周りが40センチ、高さも4ｍヤマアラシのように枝が四方八方に広がり、せっかくのガーデンが荒れた雑木林の雰囲気。左図にサクランボってあるやろ？ そこまでぶつかってきてんねん。この枝が伸びすぎている。あの枝もおかしいな。切って切って切りまくったが、まだ何だかおかしい。そうだもともと樹形がよくないんだね。ヤブレカサのオバケみたいな樹形だもんね。それでも初夏の頃にはかわいい綿毛の花を無数につけます。枝を切らなかったらもっと見事だったろうに。大木といえばホウノキとトチノキまだ小さいからいいけどコノ木なんと３０メートルくらいの巨木になります。ホウノキの花って知っている。白いモクレンのような大きな花です。スゴク匂いが強く甘い芳香が部屋中に立ち込めます。暑い夏の日、悩みと葛藤はまだまだ続きます。　

2007.8.5　

上の投稿から7年が経った。このレイアウトもぜんぜん更新していないが、巨木になって伐採した木や枯れた木を思いだして書きます。

 伐採した木・・・クスノキ・サワラ・ネムノキ・フジ・ツタ・サンゴジュ・カシ・イヌビワ

 枯れた木・・・モクレン・ハマユウ・ハマナス・ミョウガ・ジンジャー・ユーカリ・ヨーロピアンゴールド 

2014.4.1