先日家内と東大阪にある司馬遼太郎記念館を見学しました。記念館は、司馬遼太郎の自宅と庭伝いに建築され、来館者は庭の散策道を歩きながら安藤忠雄設計の記念館へ。庭では生前のままに保存された司馬遼太郎の書斎を窓越しに見ることができます。庭は、司馬遼太郎が好きだった雑木林のイメージです。自然のままのたたずまいを好み、夏には生い茂る雑草もあまり抜かず、秋から冬にかけては落ち葉の落ちるままにまかせていたという。クス、シイ、カシ、カエデ、ヤマモモ、クヌギなどの樹木やアシビ、クチナシ、ナンテンなどの花木が植栽されていました
雑木林から書斎を眺めていて、以前行ったことのある竹久夢二の生まれ故郷に建てられた「少年山荘」を思い出しました。雑木林の中にあった大正時代のハイカラな文化住宅を再現したものです。何とも言えない自然な風情とノスタルジーな雰囲気です。雑木林と書斎は共通していても司馬は和風で夢二は洋風です。（庭から書斎を撮影）
