箱根登山電車

全国でも有名な箱根の山を登る鉄道で,小田原~強羅間を結ぶ。途中の箱根湯本から80‰(1000m進んで80m登る)という急勾配、13ヶ所のトンネルや26ヶ所の鉄橋、そして直角に折れ曲がるような急カーブがある。さらに勾配を稼ぐためにスイッチバック方式を採用しているのも興味深い。スイッチバックで車両の進行方向が逆向きになるため、途中で停車し3回も運転士と車掌が入れ替わります。こんなにも苦労を重ねて箱根湯本から35分もかかって着いた強羅は何と標高500メートル程度でしかない。勿論スグ側を道路が走っていて車なら15分くらいで上ってこれるだろう1919年の開業というから90年も前の道路がない時代の遺物だ。そもそもこんな低い山に電車を登らせることはナンセンスだ。でもスイッチバックというのはすごい発想だ。一進一退しながら上って行く。3回も停車し運転士と車掌が入れ替わります。電車は前に進むものと考えていたいんぐりもんぐりも、もんぐりいんぐりになってしまった