ボビー(BOBBY)

今日8月13日18時にBOBBYが永眠しました。この庭に外構も庭木もなかった平成2年(91年)からBOBBYはこの庭の草木とともに成長しこの庭で18年の歳月を過ごしました。当時の庭は一面芝生でした、現在では雑木林のようになって木も大きくなりBOBBYにとってはたくさんの障害物ができましたが、数年前まではとても元気にその障害物を物凄いスピードで飛び越えたりかいくぐったりして走っていました。ネズミモチとヤツデとヒバの木の下が好きで、そこの土を掘り返してねぐらにしていました。休日にリビングで朝食を食べていると必ずそれを嗅ぎつけてと外からパンをおねだり。雨の日も風の日も、雪が降り積もった日も夏の日照りの日にも。土の中の幼虫をほじくり出して食べたり、庭にやってきたハトを捕まえてしまったこともあったかな。そういえばもっと若い時には雄犬がフェンスを越えて庭に侵入しBOBBYに求愛したこともあったな。庭にしたウンチに気づかず何度か靴で踏んでしまったり。郵便配達や新聞配達人にはかみつきそうな顔でよく吠えほんとうに番犬として十分な働きをしてくれました。夜遅く帰宅したときにはよほど不安だったのか特別な鳴き方でエサを求めたり。いろいろなことが思い出されます。そういえば岩湧寺の柴犬に襲われ血を出したこともあったよな。車で一緒に鳥取に帰省したことも何度もありました。単車で散歩に行ったこともあったかな。元気だったよな。


身体が弱ってきてからは冬の強い風を防ぐため、犬小屋にユタンポをおいたり、目も見えなくなって後ろ足も弱って引きずるようになってからは小さな障害物にも躓いて転ぶと起き上がれなくなって何度ももがいていたよな。段差のある裏のガレージにいけないようにするためわざわざ通行止めのフェンスをつくったのはついこの間のこと。それでも食欲はあって毎日エサを食べていましたが8月になってからはもはやエサも食べなくなり庭で放し飼いもできず玄関内で横たわったままになりました。


雨の大台ケ原の周遊コースをカッパを着せられずぶ濡れで2時間も歩いたこと。カンカン照りの伊吹山では傷を防ぐための襟まきを首に巻いて登山したこと。まだ幼かったとき金剛山の雪の上を嬉々として飛び回ったときのこと。もう老犬になってからだが二色の浜の砂浜をもたつきながら初めて海を散歩したこと。BOBBYは覚えてくれているのだろうか?