明神平 (奈良県東吉野村)

久しぶりに登山をしました。奈良県東吉野村の大又林道終点から明神平を目指しましたが、ここのことろ何年も足腰の鍛錬ができていないのでもうヘロヘロあえぎあえぎの登山。登山口の駐車場(以前はこのようなスペースはなかった)に着いたときはもう11時30分、さあがんばるかと車内をみたら水筒がない。お茶を買いに戻るのも面倒なので水筒なし、おにぎり3こだけで登山を開始、途中沢の水や湧き水を飲む。激しく流れる大又川の渓流に沿って足場の悪いガレ場を歩き途中何回か速い流れの川を渡渉してやっと明神滝に到着。そこから明神平までは比較的歩き安い道になったが小1時間もかかり何と登山開始から2時間もかかりました。以前に来たのは10年以上も前。明神平にはりっぱな山小屋が建てられていた以外は懐かしい桃源郷のような風景に再会できました。山小屋はもう一つあって既に廃屋になっている天理大学の古びた小屋です。明神平の草原にその古びた小屋がぽつんとあってその風景がすばらしい。もう一度その風景を撮影したいというのが今回の登山の目的でした。 


登山口には昭和60年に登山道を整備したことを告げる古い看板(東吉野村の)があり、なんとなく読んでいるとその登山者に向けて書かれた文章が簡潔にして明解、とてもすばらしい名文でした。登山者とは、山に登ることを愛する人、山に登ることによって心が充足される人のことであると思う。