GWは仁淀ブルーと柏島ブルー(高知県)

左)仁淀ブルー 右)柏島ブルー

まさに楽園!エメラルドグリーンの海に囲まれた柏島

高知県の南西部に位置する大月町。その西南端に浮かぶ周囲約4kmの小さな島・柏島。この島は、足摺宇和海国立公園に指定されており、本島とは2本の橋で結ばれています。

 

▲写真右の小さな島が「柏島」。奥に見えるのは「沖の島」

柏島の魅力はなんといっても、エメラルドグリーンに輝く透き通った海!その透明度の高さから、海を進む船が空中に浮かんでいるように見えるほどです。

また、海の中には日本で見られる魚の3分の1、約1,000種類の魚が棲息しているほか、美しいサンゴの群生も見られるため、ダイバーの聖地とも言われています。黒潮の通り道なので、色鮮やかな南国の熱帯魚にも出合えるんですよ♪

 

高知市内からは車で約2時間40分。キラキラ輝く海岸線沿いを車でドライブしながら大月町へ。そこから15分ほど進んだ先にあるトンネルを抜けると景色が一変、まるで青い絵の具を溶かしたような美しい海が広がる柏島が見えてきます。

▲手前が柏島新大橋。奥に見えるのが柏島橋

 

 


仁淀ブルーはガチで青い!美しすぎる清流

高知県には、愛媛県を源流とする美しく青いと称される清流「仁淀川」が流れています。日本全国の水質ランキングで1位を獲得した水晶のような水の透明度、インクを注いだかのような青すぎる絶景。仁淀川は愛媛県から高知県の7市町村を跨いで太平洋へと流れ込む流路延長124km、流域面積1560平方kmの清流で、吉野川、四万十川と並び四国三大河川の1つに数えられます。近年、その青く透明な川の水が話題になり注目を集める仁淀川。

高知県いの町にあるにこ淵は仁淀川の上流部にあたり、そのとても神秘的な滝つぼが話題となっています。その最大の魅力は信じられないほどの水の青さ。数年前から仁淀川の水の透明度や青さを評して仁淀ブルーという言葉が使われるようになりましたが、にこ淵で目にするのはまさに青の絶景。

 

 

中津渓谷は国道33号より500mほど上がった所にあり、県立自然公園にも指定されている景勝地。中津明神山に降る雨が長い時間をかけて造りあげた壮大な水の森で、「紅葉の滝」「雨竜の滝」「龍宮淵」「石柱」など、水が作った傑作が随所に。入口から石柱まで約2.3kmに遊歩道が整備され、渓谷を間近に見ながら散策が楽しめます。

 

安居渓谷のシンボル的存在となっているスポットが飛龍の滝。もちろん水はこちらでもきれいなので、滝つぼと共にとても神秘的な景観が楽しむことができます。そして、飛龍の滝は日によってその滝の姿が変わるという特徴があります。この写真では左の滝の方が右よりもかなり広い状態となっていますが、雨が降った後で水量が多ければ右の滝も同じくらいの幅になり迫力が増します。

水晶淵から遊歩道をさらに上流へと進むと、途中に背龍の滝という車道の上から落ちる滝があり、それを横目にさらに進むと、砂防ダムが見えてきてます。道は行き止まりになりますが、砂防ダムの下にできた水の溜まり場こそ、最大の仁淀ブルースポット。まるで珊瑚礁の広がる南国のビーチのようなブルーの水を湛えた場所に巡り逢うことができます!

仁淀川の中でも一番美しいとされる絶景が安居渓谷にある水晶淵です。その美しさたるや、まるで青いインクをそのまま溶かしたかのよう。さらに透明度が高すぎるため、波がなければ深い川底の石までくっきりと見えてしまいます。浅い場所だと水があるのかどうかもわからないくらい。まるで絵に描いたような風景を見ることができますよ

水中40m先までくっきりと見通せるといわれる青い水こそ「仁淀ブルー」の真髄。その水質は日本一で、驚くべきことに河口までその水は青く輝いています。また、太陽の光が差し込むと、まるで宝石の様に眩い光を放ち、異世界にワープしたかのような絶景が目の前に広がります。このような絶景が日本に存在するとは驚きです。