奇跡の開花。ハマボウ

2月初旬に神戸の桟橋の駐車場(大潮満潮時に海水で浸水される)で見つけた一本の木(写真左)、冬なので葉も枯れ大きな種子だけがたくさんついている。おそらく海岸性の塩生植物。スコップで根ごと採取しようとしたが、根が石に食い込みうまく引っこ抜けない。仕方なく根をハサミで切断し、新宅に移植。海岸植物で根を切断したから、絶対に枯れると思っていたが、8月になって ムクゲ、フヨウ、ハイビスカスのような黄色い花が一輪咲いていました(写真右)調べてみると大阪府では絶滅、西日本各県で絶滅危惧種に指定されているハマボウという植物。今は高さ50cmくらいだが1-5mになるらしい。たくさんのハート型の葉を展開している。花は一日花。予想外の奇跡の開花です。


アオイ科の落葉低木、西日本に自生。絶滅種、または絶滅危惧種に指定している府県は2014年現在で1府19県に達し、このうち大阪府では絶滅したとされている。