奇蹟的にゲット

約2年前釣れた魚に勢いよく海中に持って行かれた釣竿(ベイトリールと短竿)がたまたま垂れていた針にかかり引き上げました。そりゃ驚きましたね。ところが2年間海の底(水深5m)に沈んでいたため、フジツボや牡蠣やヘドロがリールにも竿にも無数にこびりついていておまけに小さなゴカイまで住みついていた。しばらく持ち帰るかどうか思案、修復できないんじゃないだろうか。リールはびくとも回転しないし。

 

無数にこびりついたフジツボや牡蠣殻をマイナスドライバーで一つ一つ剥がしヘドロを洗い流し、壊れたトップガイドとリール受けを取り替え、固まって動かない糸をカッターで取り除き、新しい糸を巻き付けアルコール消毒し分解し潤滑油を注入、清掃と整備に約3時間もかかりました。

 

魚に持って行かれた愛用の釣り竿、その時はたいへん悔しい思いをしたが、2年後に偶然回収、リールはRYOBI製という文字が読めるまでになりました。リールはたくさんの精密な部品からできているから分解したら元に戻せなくなることがあるが今回は慎重に分解、ハンドルの巻き上げも滑らかに動くまで修復できました。失ったものを奇蹟的に拾って修復できたことに感動。


翌日新しい道糸を巻き付けてドラグを緩めると道糸が途中で動かなくなり、原因を調べるため再び分解、故障の原因がなかなかわからない。一時間も経っただろうか 道糸を巻いたり緩めたりする回転軸が錆びて歯がボロボロ、金属片がこぼれ落ちてるのを発見。せっかく修復できたと喜んだが、リールはゴミと化しました